おっさんがファッションを楽しむためのテイスト講座~モード編~
みなさんこんにちは。
LOOOOLです。
少しご無沙汰になってしまいました。
皆様いかにお過ごしでしょうか?
最近ちょっとばかし忙しく、なかなか時間がとれない日が続きますが、皆様におかれましてもどうぞご自愛くださいませ。
というわけで今日はおっさんがファッションを楽しむために知っておきたいテイスト講座~モード編~です。
ファッションに詳しくなくても何となく聞いたことのあるワードかと思います。
ぶっちゃけ大半のおっさんが似合わない(笑)このモードについて解説していきます。
ファッションビギナーであるおっさんからすると少し縁遠いものになりますが、知識の一環として見てみてくださいね。
モード=流行
ファッションにおけるモード系とは、厳密に言うとこんな格好・アイテムというものはありません。というのも、モードとは「流行」という意味通り、コレクションブランドが発表するその時々の流行最先端のファッションことを指します。
なので、モードなファッションやそのアイテムは移り変わっていくわけですね。
一般的に言われるモード系とは
世間一般で言われるモード系とは、先に挙げたモードの概念とは少し異なって捉えられているようです。
その多くはモノトーン(白黒)を基調にし、シルエットやアイテムの形が奇抜なものをコーディネートしているスタイリングとなっています。
そのため、ある程度お年を召したおっさんは、余程若々しくかつスタイルがよくないと似合わないどころか年相応に見えない痛い人になります。
基本的にデザイン性に全振りしたアイテムが多く、ぶっちゃけ真冬にそれは寒いだろってものもあったりします。
着心地とか機能性も重視したいおっさんからすると、やはり縁遠いファッションかもしれません。
モードブランドの代表格
ここからは、せっかくなのでモード系ブランドの中でも代表格と呼べるブランドをご紹介します。個人的には結構好きです。いろんな意味で着られないけど。
ちなみにモードブランドの有名どころはやはり著名なデザイナーズ・コレクションブランドが多いのでモード系をがっつり極めると財布に優しくないので注意しましょう。
YOHJI YAMAMOTO / ヨウジヤマモト
日本を代表するデザイナー、山本耀司氏による超有名なブランドです。
ファッションに携わる人にとって知らない人がいないんじゃないかなと思います。
そんなYOHJI YAMAMOTOは、1981年パリコレクションにおいて、当時タブーと言われていた黒を前面に打ち出したコレクションを発表しました。これは「黒の衝撃」と呼ばれた事件となり、氏の名前を世に知らしめました。
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ちなみにスポーツブランドであるadidas / アディダスとコラボした「Y-3」というブランドも展開しています。
どっちかというとこっちの方が今人気です。
COMME des GARCONS / コムデギャルソン
こちらもファッション業界において超有名ブランド「COMME des GARCONS」。
川久保玲氏が手掛けるこのブランドは、革新的なデザインでファッション業界多くの伝説を残してきました。
株式会社コムデギャルソンのオーナーデザイナーでもあります。
比較的モノトーンのアイテムが多いモード系ですが、最近はカラフルなものも展開されています。
ISSEY MIYAKE / イッセイミヤケ
三宅一生氏が設立したブランドです。
「一枚の布」というコンセプトで作られた洋服は流麗なデザイン・シルエットが魅力的。
プリーツ(縦方向に折り目がいっぱい入ったやつ)のスラックスとか有名ですね。
このプリーツには並々ならぬこだわりがあるんだとか。
トレンドの最先端、モードの世界
以前に比べるとモード人気も少し静かになったなーと思う今日この頃です。
それでも、ファッションにおけるベーシックかモードかの関係性は常に対極にあり、これはその時々によってそのバランスも変わります。
元々モードファッションとして使われていた着こなしやアイテムがベーシックになる時もあるかもしれません。
奇抜さの中にそんなファッションの展望も垣間見る、モードについてでした。
あと、こういったモードブランドのアイテムはプレミアがつきやすかったりします。
元々小ロットのものが多く、こういったブランドは毎年同じものは作らないからです。
ただ最近は不必要に買い占めを行う性格の悪い転売ヤーが増えてきているので、人為的に極端なプレミア価格がつけられているように感じます。
コロナマスク騒動でもありましたが、こういった買い占め転売ヤーはいち早く死滅しますようにと願うばかりです。
それでは今日はこの辺で!
ではでは~
おっさんに伝えたいファッショントレンドとは
みなさんこんにちは。
LOOOOLです。
これまでファッションジャンルについていろいろと記事にしているところですが、今回はちょっと箸休め。
そもそもファッショントレンドとは、日本人におけるファッショントレンドがどのように流行していくかについてお話します。
世界4大ファッションショーが起点となる
世界4大ファッションショーである、パリ・ミラノ・ニューヨーク・ロンドンで開催される、いわゆるコレクションによってファッショントレンドが見えてきます。
ファッションウィークとも呼ばれる世界最大の展示会ですね。
これによって数ある有名ブランドのデザイナーが最新のコレクションを発表によってファッション分野の動向が決まるわけです。
こういったファッションショーのキャットウォークで披露される洋服は、アートの要素が多く、洋服として実用性に乏しい奇抜なものが多いのですが、これがそのままトレンドになるわけではありません。
このコレクションで出される色や素材、シルエットやアイテムのカテゴリー、形などのパーツの傾向を見て、市場に反映されていきます。
たまにこのコレクションを見て、「こんな服着るやついるのかよww」と言っている人がいますが、こんな服着る人はいません。これはあくまでデザイナーの表現の一端なわけです。
最新トレンドを抑えたファストファッション
ZARA / ザラやFOREVER21 / フォーエバー21、H&Mといったファストファッション。
最近その勢いが衰えてきていることを耳にしますが、先に挙げたコレクションの内容をいち早く商品化して手ごろな価格で売り出すのがこのファストファッションブランドです。
短期サイクルで小ロット生産を行い、独自のロジスティクスを使っていち早く店頭に並べ、売り切れ御免の商売です。
とにかく最新トレンドの服を早く気軽に着たいというおっさんは、このファストファッションブランドの洋服を定期的に見に行くとよいでしょう。
ただし、これらの多くは外資系ブランドで、ローカルMD(地域に合わせた商品計画)を行っていない実情があり、これらの洋服が体型に合わない、あるいは趣向に合わないということがあります。
ずばり、純日本人体型のおっさんの大半は似合わないと思います。
こういったローカル対応を行わない(行えない?)実情が今のファストファッションブランドの衰退の一因になっているのではないかと考えています。
まあその中でも似合う洋服を探す楽しみもありますので、試着必須で探してみてはいかがでしょうか。
ちなみにユニクロや無印といったブランドは、ライフウェアーと謳うように、ベーシックな生活着の提案を主としています。
そのためファストファッションとは違う位置づけになります。
トレンドの発生源はコレクションだけにあらず
ファッショントレンドは、実はコレクションでしか発生しないわけではありません。というのも、生活する人々の環境の変化や技術革新によって、生活習慣に変化が起こることによって着こなしなどのトレンドが発生したりします。
例えばノームコアスタイル。ノームコアとはノーマル(Normal)とコア(Core)を組み合わせた造語で、「究極の普通」を意味します。
このスタイルは、移り行くファッショントレンドに疲れた人々が、自然体で着られるシンプルで機能的なファッションに惹かれ、トレンドが起こったと言われています。
そしてなによりapple社の故・スティーブ・ジョブズ氏のスタイルに魅力を感じた人が多かったことがこのトレンドの由来と言われています。
501のジーンズにニューバランスのスニーカー、無地のタートルネックのトップスというシンプルな恰好ながら、彼自身の存在感が強く表現され話題になりました。
このように象徴となるような人のファッションスタイルへの共感や、モノからコトへのコトへの消費文化の変遷など、人々の生活習慣の変化や人物への憧れからファッショントレンドが生まれることもあります。
トレンド起こる年代は男女共に20代前半から
さて、ここまでファッショントレンドの起こりについてお話ししましたが、日本人においてその広がり方には特徴があります。
ファッショントレンドの発生は男女共に20代前半から始まると言われています。
そこからの広がり方に、男女において広がり方の違いはありますが、事の始まりはトレンドに敏感な20代前半に起こります。
まず女性。
女性の場合、まず20代前半から10代後半へトレンドが移ります。
そしてこれが20代後半・10代前半へとトレンドが広がります。この辺りがそのファッショントレンドの最盛期ですね。
その後30代・40代へとそのトレンドが広がっていきます。若い女性のトレンドに乗っかていく形ですね。こうなるとこのトレンドは終焉に向かいます。
少し嫌な言い方になるかもしれませんが、若い女性はお年を召された女性と同じ格好をしたがらないものです。
そしてこの頃には新しいトレンドが20代前半から始まっています。
そして男性。
男性も女性と同様に20代前半からトレンドが起こりますが、その後20代後半、30代前半、そして30代後半へとゆっくりと推移し、そのまま年配の方が着るトレンドとなります。
このトレンドの推移が極端なゆっくりな着こなしの時、歳をとってもファッションが変わらないということが起こるわけですね。年齢とトレンドが同じようなスピードの時です。
そして男性にはもう一つあり、20代前半から始まったトレンドが、20代後半・10代後半へと広がり、10代前半に移り変わった後、トレンドそのものが無くなるという場合があります。
昨今のビンテージブームやビッグシルエット、90'sストリートのトレンドはこの後者の流れとなりそうですね。
このような形でトレンドは広がり、そして移り変わっていく傾向があります。
諸説ありますので、絶対ではないですが、着ている世代が今どの世代にあるかを見れば、そのトレンドの今後の傾向がつかめるかなと思います。
トレンドに左右されないがトレンドに
最近よく見る謳い文句で、「トレンドに左右されない」というキーワードがあります。
サスティナブル(持続可能性)の環境保全や凡庸性の高さを求める傾向は、いわば一つのトレンドと言えます。
こういうところが、ファッションの一つの楽しみ方でもありますね。
この言葉にあるように、トレンドに左右されず、自分にとって最も着心地がよく、テンションを挙げてくれるファッションを見つけることも、ファッションを楽しむことの醍醐味ではないかと最近よく思います。
というわけで、今日は少しコラムっぽい内容になりましたが、こういった視点のファッションの話もなかなか読み物として面白いです。
あ、最近自分の古着屋で、一番気に入っていた商品が売れていきました。
うれしいことですが、さみしいとも感じる。
商売って感慨深いものですね。
そのほかにもお気に入りをいっぱい並べているので、ぜひ覗いてみてくださいね。
それでは今日はこの辺で!
ではでは~
おっさんがファッションを楽しむためのテイスト講座~ミリタリー編~の後編
みなさんこんにちは。
LOOOOLです。
さて、今日はおっさんがファッションを楽しむためのテイスト講座~ミリタリー編~の後編です。
前回はミリタリーウェアとファッションの関係性やそのディティールなどの魅力について説明しました。
前編はこちら
さて、後半はミリタリーウェアの代表的なアイテムとその着こなすポイント、おすすめのブランドをご紹介します。
ミリタリーウェアの定番服
ミリタリーウェアの魅力的な定番アイテムは一枚で様になる万能アイテムです。
ここからはその定番ミリタリーウェアをご紹介します。
MA-1
ファッションに疎いおっさんも一度は目にしたことがあるかもしれません。
MA-1は、1954年にアメリカ空軍のために生まれたフライトジャケットです。戦闘機に乗る時のユニフォームですね。
襟元と腰、袖元のリブ、狭いコックピットで機材に引っかかったりしないように極限まで無駄を省いたシンプルなデザインが特徴です。
防寒性の強いナイロン製で、冬は中綿入り、春秋は中綿無しのアウターの定番です。カラーは様々ですが、裏地のオレンジ色はレスキューオレンジと呼ばれ、遭難した際に裏返しにして、旗印として使用するためにこの色になっていると言われています。
こういったミリタリーウェアならではのディティールにはそそられちゃいますよね。
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M-65
ミリタリージャケットといえばの定番M-65 フィールドジャケット。
襟元に収納式のフード、たくさんのポケットや少し長めの着丈が特徴です。
ここで少し補足なのですが、ミリタリーウェアの名前につく数字。例えばこのM-65の「65」。この二桁の数字は基本的には導入された年数を表していることが多いです。
この場合、1965年に開発・導入されたジャケットですね。
ちなみにフィールドジャケットというのは、野戦用のジャケットですね。航空機用がフライトジャケットです。
なぜこのタイミングでこの話をしたかというと、M-65は複数の型があるためです。
もう一つのM-65が、「フィッシュテールパーカー」。
今はこっちの方がトレンドですね。
「パーカー」とありますが、フードはないです。あと肩についているエポレットもないです。
こちらはコートのように着丈が長く、シンプルですっきりしたデザインですが、腰元のポケットは深く、色々入りそうな感じ。後述しますが、「モッズコート(M-51)」とは似て非なるものになります。
アームホールは太めですが、首元がすっきりとしており、余計な装飾が無いデザインですね。
さり気なくこれを着こなすおしゃれさんが急増しています。
ちなみにレディースファッションでもよく見かけるこれ
キルティングのこれは、このM-65のライナー(ジャケットの内側にあるつけ外し可能のやつ)です。
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最近はゆったりとさり気なく羽織るやつが大体人気で、このM-65もそのトレンドにあやかって人気を博しています。
個人的にフィッシュテールパーカーは特におすすめ。一枚羽織るだけでおしゃれな雰囲気出ますんで。
N-2B
個人的ミリタリーウェア防寒性MAXなやつ第一位のN-2B。ボマージャケットということで、フライトジャケットの一種です。
防寒性の抜群の厚みのあるシルエットですが、MA-1と同じく、袖元や腰のリブが隙間風を防ぎます。ファー付きのフードは象徴的ですね。
フロントはダブルブレスト仕様で防風機能もばっちりです。
ちなみにこれの着丈長くてリブが無いバージョンがN-3B。
リブが無いので、また違った形に見えますが、フロントの形やフードの感じとかの特徴は同様ですね。リブないですが、基本的にはストンとまっすぐ落ちるシルエットは独特のかっこよさがありますね。
M-51(モッズコート)
M-51(モッズコート)は、1951年にアメリカの極寒地向けに開発されたものです。
モッズパーカー、M-51パーカーが当時の呼ばれ方でしたが、ロンドンのモッズたちに愛されたことからモッズコートと呼ばれるようになりました。
このモッズとは、当時のロンドンでファッションと音楽にドハマりしていた若者たちのスタイルを指します。今では冬の定番アウターとしても定着していますね。
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G-1
アメリカ海軍航空隊のフライトジャケットです。レザーのミリタリージャケットってなんかもうおっさんを引き付ける要素てんこ盛りですよね。
襟にあるムートンボアが見た目でも暖かそう。
ワッペンが色々ついているモデルも多く、渋いおっさんに良く似合うアイテムです。肉厚なレザーが防風性も備えています。
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N-1
アメリカ海軍の甲板作業用のジャケットです。冷たい風もなんのその。肉厚コットンに内側のボア、風が侵入しないように設計された袖元のリブ使いなど随所に工夫が施されたディティールが魅力的です。
なんといってもその男らしい見た目がかっこいいですね。
ECWCS LEVEL7
ECWCSはExtended Cold Weather Clothing Systemの頭文字をとった、寒冷地向けのレイヤリングシステムです。拡張式寒冷地被服システムと和名では呼ばれます。
これは7段階に分かれた様々な防寒保温機能持った衣類の重ね着を意味しています。
このECWCSの一番上着に当たる7段階目のLEVEL7が今とっても人気です。
厳密に言うと、LEVEL7は中綿入りのアウターとパンツを指しますが、今人気なのがそのアウターで、一般的にはLEVEL7をアウターのことを指すことが多いようです。
ダウンジャケットと異なり、軽量で防寒・保温性に優れた機能性や、縫い目の見えないミニマルなデザインが人気の秘密ですね。
というより薄いグリーンのこの色がなんか目をひいちゃう。そんな感じです。
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カーゴパンツ
カーゴパンツはミリタリーウェアに欠かせない定番です。あえてカーゴパンツと総称しましたが、年代や国によってそれぞれ形やシルエットが異なります。でもポケットが多かったりとかのディティールに共通点があります。
ちなみに今トレンドのアイテムとして再注目を浴びています。
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ミリタリーウェアは固めるとガチっぽくなる
ミリタリーウェアの多くは無骨で男らしいデザインやディティールを多く備えています。まあそもそも全身揃えるのも難しいのですが、基本的にはその他のジャンルの着こなしにプラスαで使うイメージが良いでしょう。
その考えはまさに、アメカジですね!!
白にベージュと黒とカーキ
ミリタリーウェアの定番カラーはカーキ・ベージュのアースカラーが基本です。
合わせ方も様々ですが、トーンに差がない色合わせが今は旬です。
なので、カーキには黒!ベージュにはホワイト!といった感じで色合わせするとコーディネートしやすいです。そもそもの色の相性が良いわけですね。
紳士な着こなしにミリタリーがよく似合う
そこらの若者にはできない、おっさんだからこそやってみてほしいスタイルがトラッド×ミリタリーの紳士な着こなし。このスナップ程かしこまらなくてもよいですが、タイドアップ(ネクタイするやつ)やハンチング帽などクラシックな着こなしにミリタリージャケットやカーゴパンツを合わせるととってもおしゃれです。
繰り返しますが、おっさんだからこそ似合う着こなしなので、ぜひ挑戦してみてください。
ミリタリーウェアを探すなら
ミリタリーウェアを扱うブランドは、比較的ミリタリーと関連する歴史的背景を持っているところが多いです。
ALPHA INDUSTRIES / アルファ インダストリーズ
ALPHAはミリタリーウェアの定番中の定番の定番です。MA-1を含め数々のミリタリーウェアのサプライヤーとして勤めた歴史的背景を持ちます。
スナップにもありますが、左腕に赤色のリボンが付いています。これは戦闘機で出発する時に外して、帰還後につける、一つの出発の目印として使われていたそうです。
基本的に最初に着る時に外す人が多いと思いますが、個人の自由だと思います。
僕は邪魔なんで外しますけど。
雑学はともかく、まあミリタリーといえばこのブランドが一番最初に思いつくやつです。
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AVIREX / アヴィレックス
こちらもアメリカ軍へのサプライヤーとしての地位を確立していたAVIREX。
アメカジファッションにおいてもその存在はかなり人気です。ちょっとワッペンや刺繍などのデザイン要素が多い印象があり、スタイルとしてはストリートに寄せてきているなーと最近は思います。
ワッフル(サーマル)のTシャツはおっちゃんめちゃくちゃ着てます。
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この二つのブランドはミリタリーウェアの双璧的なブランドです。
まだまだたくさんミリタリーウェアが得意なブランドもありますが、この二つはちょっと街に出れば比較的どこでも見かけるブランドです。
どこが一番とかの話はできません。僕よりさらに詳しいおっさんに怒られそうですし。
その他、サプライヤーとかではないですが、ROTHCO / ロスコなんかもアメリカを代表するミリタリーウェアブランドですね。
本物志向なおっさんには古着屋がおすすめ
古着屋(買取販売のリサイクルじゃないやつね。)は、いわゆる本物が売ってあります。
というのも、軍の支給品であるミリタリーウェアを市場に流す人がいたみたいで、そんなこんなで輸入されてきた古着の中に本物がいるわけです。
日本だと自衛官が制服をメルカリで売るみたいな感じなんで信じられないですよね。
僕は古着大好きなんでいつも高円寺なんかでミリタリーウェアを探すのが趣味でした。
民生品より本物を。というおっさんはぜひ輸入古着のお店を覗いてみては?
そのほかミリタリーショップでいえば上野の中田商店は有名ですね。
こういったミリタリーアイテムを専門に扱うお店もあるので、ご近所で探してみてください。
ミリタリーウェアは男のロマン
さて、前編・後編に渡ってお届けしましたミリタリーの世界。
いかがだったでしょうか。
全身ミリタリー!は難しいのですが、アウターのワードローブにミリタリーアウターは機能性を考えても必須ですね。
アメカジには欠かせませんし
ミリタリーとファッションのお話は非常に深いので、これをきっかけに興味を持った方は色々調べてみてくださいな。
それでは今日はこの辺で!
ではでは~
おっさんがファッションを楽しむためのテイスト講座~ミリタリー編~の前編
みなさんこんにちは。
LOOOOLです。
今日はおっさんの男心をくすぐるファッション「ミリタリー」についてです。
なぜかというとかっこいいからです。
ミリタリーウェア(本物)は主に古着屋に流通していますが、国や年代によってディティールやデザインが異なり、環境に合わせた機能性がとても魅力的。
ハマると全身カーキ色間違いなし!
アメカジスタイルに欠かせないミリタリーについて色々説明していきます。
アメカジスタイルについてはこちらから
ちなみにこのミリタリーは僕が好きな分野なので、長くなっちゃいます。
そのため前編後編と分けてお届けします。
ミリタリーウェアがファッションアイテムになるまで
ミリタリーウェアはその名の通り、軍服をルーツに持つ洋服です。
これ歴史を紐解いていくと現在私たちが当たり前にファッションアイテムとして着用しているものの原点となると言われています。
ミルスペックをクリアした軍隊が着用するミリタリーウェアが市場に出回り、そののちその形態を模した民生品が市場に流通する。
こういった背景を経てミリタリーウェアがファッションアイテムとしての一角をになっていきます。
このように軍服にルーツを持つ洋服は、例を挙げればきりがないですが、冬の定番コートやジャケットは大半がミリタリーにルーツを持ちます。
MA-1やG-1といったフライトジャケットは言うまでもなく、ピーコートやモッズコート(M-51)、トレンチコートやダッフルコートもそのルーツはミリタリーにあります。
もともとバトルドレスとして生まれたわけです。
そしてTシャツ。これもミリタリーがルーツと言われ、「Training Shirt(トレーニングシャツ)」の略称をTシャツと呼ぶ説あり、軍隊がトレーニングの際に着用していたといわれています。
少し怪しい話になりますが、戦争や防衛とともに発展した科学に合わせ、その状況や環境に適したミリタリーウェアが生まれ、それが一般ピーポーの手に回る。
このようにミリタリーウェアは常に社会の進歩とともに現れる洋服という稀有な存在なわけですね。
これだけでもなんとなくそそられる理由があると思いませんか?
完成されたミリタリーウェアは今も変わらず
ミリタリーウェアの完成度の高さは、それぞれのモデルが原型からその姿形を変えていないという事実が証明しています。
今多くのファッションブランドがミリタリーアイテムを展開しています。
一からデザイン・パターンを引いているブランドもあるかと思いますが、その多くがヴィンテージミリタリーのサンプリングを基に商品化しています。
まさに温故知新を体現していますよね。
ミリタリーウェアの機能性
ミリタリーウェアの機能性は優れもの。
といっても、一般的な民生品は軍物と同様のスペックは持っていませんが、アウターウェアなんかは新しい技術や素材を使った暖かさを実現しています。
逆に夏は薄手涼しく軽やかに着られるよう作られてあったりと、ミリタリーウェアは非常に実用的です。
フライトジャケットなんかはむっちゃ寒くて氷点下50度くらいの空を飛んだりしてたわけで、またN-3Bみたいな寒冷地仕様のジャケットはちょっとしたダウンよりも暖かく快適だったりします。
こうした防寒性なんかはタウンユースで使う分には全く困らないので、デザインだけでなく機能性も!!というおっさんには特におすすめですね。
アウトドア系のブランドのものとその辺が二極化する感じですかね。
今日はかなりショートな内容になってしまいました。
今日はミリタリーとファッションの関係性からの実用性の魅力のところに触れました。
後編は、具体的なミリタリーアイテムの種類とコーディネートへの取り入れ方、あとおすすめのブランドなんかも紹介できたらなーって思います。
それでは今日はこの辺で!
ではでは~
多分書き忘れていた「きれいめ」と「カジュアル」のお話
みなさんこんにちは。
LOOOOLです。
今日のお話はちょっと短め。
多分書き忘れていた「きれいめ」と「カジュアル」の違いについてです。
ワードローブを構築する上で、相手から受ける印象を結構左右するのがこの「きれいめ」と「カジュアル」の違いです。
ワードローブの作り方はこちらから
最近よく聞く「きれいめカジュアル」
「きれいめ」とは、文字通り小綺麗に見える、清潔感のある着こなしを指します。
端的に言えば、大人っぽい着こなしと言えます。
ドレスやビジネスのかしこまった感じというよりも、カジュアルだけど小綺麗に見える着こなしのことですね。
例えばテーラードジャケットやドレスシャツ、パンツならトラウザー、靴は革靴といった具合ですね。
カジュアルはその対極な印象を与え、着こなしとしてはラフな印象になります。
いわゆるアメカジなんかはカジュアルでラフなスタイルです。
そして本題のよく聞く「きれいめカジュアル」とは、、、
先述した「きれいめ」と「カジュアル」、それぞれの印象をバランスよくコーディネートに取り入れているスタイルを指します。
例えば、こんな感じ。
基本的にカジュアルアイテムですが、チェスターコートとタートルネックのニットがきれいめなアイテム、ジーパンとスニーカーがカジュアルなアイテムで、トータルで見ると落ち着いた清潔感のあるコーディネートとなっています。
もう少しサイズ感が小さければなおきれいめに見えるでしょう。
ちなみにシルエットもきれいめかカジュアルかの印象に影響します。
どちらかというと細身の方が清潔感は出やすくなります。
基本的に色味が落ち着いたカラーリングで、無地なアイテムで構成されることが多いですね。
きれいめカジュアルが人気なわけ
こういったきれいめカジュアルは、タウンユース(街着)として好印象を受けやすいスタイルとして人気です。
その背景を少しお話しましょう。
ファッションで意外と大事なのが「TPO」です。
TPOとは、Time(時間)・Place(場所)・Occasion(場面)の頭文字を取った言葉です。
その点、このきれいめカジュアルは、タウンユースにおいて「TPO」を選ばない着こなしだから人気です。
友人と遊ぶ時、あるいはデートの時、ちょっといい感じのカフェやレストランで食事の時など、タウンユースにおいて浮くことがなくかつ、大人っぽく見えるわけですね。
ガッチガチのセットアップもきれいめですが、普段着としてはちょっと肩肘張りすぎな印象を受けるので、その点きれいめカジュアルがちょうどよいわけです。
こういったTPOを選ばないというメリットが、きれいめカジュアルが人気の理由の一つです。
その他にも、単に女性受けが良いという理由もありますが、、、
「きれい」と「ラフ」を混ぜることがおしゃれへの近道
このきれいめカジュアルは、「きれい」という印象と「ラフ」な印象を混ぜる着こなしの典型的なスタイルです。
異なるジャンルのアイテムを上手に組み合わせることがおしゃれへの近道だと考えているのですが、特にこの「きれい」と「ラフ(カジュアル)」な印象はほとんど対極な位置にあるもので、これが上手に混ぜられれば、非常におしゃれに見えます。
というわけで、きれいめカジュアルを理解して、自分の好みと合わせてコーディネートすることは、おしゃれへの近道になるのではないかと思います。
ぜひこの「きれい」と「ラフ」という印象を、アイテムやコーディネートに意識して取り入れてみてくださいね。
やっぱりどのスタイルにせよ、大人っぽさって大事よね。
さて、今回は少し短めで「きれいめカジュアル」についてご説明してきました。
まあ、色々書きましたが、今後紹介していく様々なスタイルにおいてもある一定の「大人っぽさ」を出すことは、おっさんファッションにとっては特に重要だと思います。
もちろんファッションに限らず、ヘアスタイルやその人の持つ風格なども関わってきますが、ファッションで出せる大人っぽさもあるかと思います。
その辺少しでも発信できたらいいなと思います。
というわけで今日はこの辺で!
ではでは~
おっさんがファッションを楽しむためのテイスト講座~ワーク編~
みなさんこんにちは。
LOOOOLです。
大寒波到来で非常に寒いですね。
そんな中コロナウィルスで緊急事態宣言も発出されましたね。
というわけで今週末はせっかくの三連休ではありますが、おうちでゆっくりリラックスするのがよいかもしれません。
さて、
今回はおっさんがファッションを楽しむためのテイスト講座の第2弾。
ワークスタイルのお話です。
アメカジ編でお話しましたが、ワークウェアをファッションとして取り入れたワークスタイルは、無骨で男らしい着こなしです。
ちなみにアメカジ編はこちらからどうぞ!
- ワークスタイルってどんなの?
- 労働着がルーツのワークウェア
- ゴリゴリ感が苦手なら、フレンチワーク
- ワークスタイルはダボダボは厳禁
- ダンディなおっさんはネクタイでドレスをプラス
- ワークスタイルは男のロマン
男は黙ってワーク系。
早速行ってみましょう!!
ワークスタイルってどんなの?
ワークウェアで構成されたワークスタイル。
例えばこんな感じです。
THEワーカーファッションですね。
いわゆる労働着としてのルーツを持つアイテムでコーディネートされたファッションがワーク系・ワークスタイルなどと呼ばれます。
着こなしとしては当然カジュアルよりな着こなしにはなりますが、ワークウェア特有の無骨な雰囲気が男らしく、またそれでいて大人っぽいスタイルが人気です。
労働着がルーツのワークウェア
労働着がルーツということで、ワークウェアの特徴としてはその生地感にあります。
デニムやダック地といった厚手のコットンで、硬く丈夫な生地が多いです。というのも、労働の中、簡単に破れたりしない丈夫さが必要不可欠だったからですね。
さて、ここからはワークスタイルの定番アイテムをご紹介します。
ジーパン
今やファッションアイテムの定番となったジーパンも、ワークウェアをルーツに持ちます。
オーバーオール
じつにワーカーらしいオーバーオール。意外とどんなアイテムとの組み合わせがしやすく、最近はトレンドのアイテムの仲間入りです。デニムやダック地、冬場はコーデュロイなどが人気です。
ワークシャツ
シャツはシャツでもいろいろある。ワークウェア由来のワークシャツは丈夫な生地に両胸のポケットが特徴です。
素材としてはデニム・シャンブレー・ヒッコリーなど、冬場はネルやコーデュロイ、スウェードが定番です。ファッション性の高さから様々なバリエーションが展開されています。
カバーオール
ワークスタイルの定番ジャケットといえば、カバーオールです。エンジニアジャケットとも呼ばれます。
少し長めの着丈に、大きなポケットで、丈夫で少し厚みのあるシャツジャケットになります。
ちなみにカバーオールを英語圏でいうと「つなぎ」の意味になります。
ワークパンツ
ワークパンツ。ワークのパンツです。その名の通りですね。
ただ、見た目の特徴はないのですが、基本的にトラウザータイプで生地は厚みのあるコットンです。センタープリーツ(太ももから裾にかけてまっすく折り目がついてるあれ)も特徴といえば特徴ですね。
Dickey's / ディッキーズの874は特に有名です。界隈では。
ワークブーツ
ワークブーツ。という形のものはありません。種類です。
元来労働者が作業用として履いていたブーツの総称をワークブーツ呼びます。
RED WING / レッドウィングのブーツは特に有名ですね。
ポストマンやラインマン、ペコスブーツやエンジニアブーツは欠かせないワークブーツです。
これまで挙げた定番アイテムはほんの一部。
アイテムにフィーカスしたお話はまた別の機会に。
ゴリゴリ感が苦手なら、フレンチワーク
フレンチワークは文字通りフランスのワークスタイル。ユーロワークの一種類です。
ゴリゴリで無骨なイメージのアメリカンワークと比較して、デザイン性が高くナチュラルな雰囲気を持つのが特徴なスタイルです。
代名詞でいうと、モールスキンと呼ばれる生地を使ったカバーオールやショップコート、ワークパンツが定番です。
ナチュラル思考なおっさんはフレンチワークやユーロワークを目指してみては?
ワークスタイルはダボダボは厳禁
ワークスタイルは基本的にシルエット緩めです。基本的にはタイトに着こなすものは少ないですし、今のトレンド的にも細身なシルエットにはなりにくいでしょう。
かといってオーバーシルエット!!に囚われ過ぎると、非常に野暮ったくなってしまいます。
基本的にワーク系のアイテムは大き目のサイズが多いので、普段のマイサイズを選べばちょうどよくなるかと思います。
大きすぎるサイズ感は着られている印象でダサく見えてしまうので、注意しましょう。
ダンディなおっさんはネクタイでドレスをプラス
ワークスタイルのカジュアル見えがどうにも気になるおっさんは、ネクタイをプラスしてみるのはいかがでしょうか。ちなみにこういったネクタイを使ったスタイルをタイドアップといいます。
このスナップのようにゴリゴリのワークスタイルにネクタイをプラスするだけで、大人っぽい着こなしに変化します。
ぜひ試してみてください。
ワークスタイルは男のロマン
さて今回は男のロマンともいえるワークスタイルについてでした。
ワークウェアって男心をくすぐるディティールが多かったり、デザイン性もかっこいいものが多いんですよね。
どちらかというと、痩せている男性より体格の良い男性の方が似合います。
威圧感が少し出てしまいますが、タイドアップなどをうまく取り入れると、大人っぽい着こなしにもできます。
こういったテイストが好みなおっさんはぜひチャレンジしてみてくださいね。
それでは今日はこの辺で!
ではではー
おっさんがファッションを楽しむためのテイスト講座~アメカジ編~
どーもぼくです。
LOOOOLです。
ファッションビギナーのおっさんが洋服を選ぶ時、無視しがちなのが、
- ワードローブ
- テイスト
の二つです。
ワードローブについては、こちらから
それぞれのカテゴリー毎の説明もしていますので、ぜひ併せてお読みください。
そしてこれからお話しするのは、テイストです。
このテイストに関しては多岐に渡るので、複数回に渡って説明しますね。
洋服にはそれぞれテイストというものが存在します。
それは、洋服単体にテイストがあるものや、組み合わせによってテイストが変わるものがあり、一見すると複雑に感じてしまうかもしれません。
しかし、トータルのテイストを理解すると、細かいことも段々とわかるようになっていきますので、安心してください。
というわけで、テイストシリーズ第一弾は、みんな大好きアメカジです。
それではいってみましょう!
意外と答えられないアメカジってなに?
アメカジってなに?
どんなのがアメカジかと問われればあれこれと話ができるアパレルの人も、意外とアメカジがなんなのかはざっくりとしか答えられない人が多いです。
まあ知っててどうなのかという話ではあるのですが。
アメカジとは、アメリカンカジュアルの略称です。
このアメリカンカジュアルは、異なるジャンルの洋服を、自由にカジュアルに着こなしたスタイルの全般を指します。
ちょっと意味がわからないですねというおっさんのためにもう少し詳しく言いますと、、、
そもそもそれぞれの洋服のモデルはなにかしらの目的や意図を持って生まれています。
それは季節気候に対応したものや、労働のためなど様々です。
例えばダウンジャケットなんかは山登りのために生まれてきたし、ジーパンは炭鉱労働者のために生まれてきたわけです。
こうして生まれた洋服が、市場に流れ、一般ピーポーが生活着だったりファッションだったりに取り入れていくわけですね。
ここではあえてそのカテゴリーをジャンルと分類しますが、そのジャンルは下記のような種類があります。
- ワーク
- ライダー
- アウトドア
- ミリタリー
- ドレス
- スポーツ
などなどです。
こうしたそれぞれ異なったジャンルの洋服を自由に組み合わせて着こなすテイストをアメカジと呼びます。
あくまで自由にカジュアルになので、その見た目は非常に幅広く、、、、
軍物の流通品を好んで着こなすサープラスタイルや、西海岸のサーファーが着こなすサーフスタイル、当時の大学生が着こなしたカレッジスタイルなどの総称がアメカジとなるわけです。
例えば上のスナップでいうと、
G1ジャケット(ミリタリー)にチャンピオンのカットソー(スポーツ)にジーパンにワークブーツ(ワーク)という3つのカテゴリーをカジュアルに着こなしています。
G1はレザーのフライトジャケットのことですね。
どうでしょうか。
なんとなくイメージが付きますでしょうか?
ちなみに当時のアメリカのスタイルでカジュアルなものはアメカジ、ドレスをアメトラ(アメリカントラッド)と分ける人います。アメトラでもアイビールックやプレッピーのようにちょっとカジュアルな着こなしがあるので、個人的には違うと思いますが
、、、
ちなみにアメトラはこんな感じ
アメトラの有名どころのブランドを見てもらうと、雰囲気がわかるかと思います。
Ralph Lauren / ラルフローレンやBROOKS BROTHERS / ブルックスブラザーズ、jpress / ジェイプレスあたりですかね。
このアメトラについてはまた別途詳しく説明しますね。
アメカジの定番アイテム
アメカジの定番アイテムを挙げるとぶっちゃけ切りが無いので、代表的なものを一部だけご紹介します。
ジーンズ
ジーンズはなんといってもアメカジの定番ですね。ワーカーが作業着として使うだけあってその丈夫さは折り紙付き。雑に扱えるところがアメカジ向きなんですかね。
ミリタリージャケット/アウター
フライト・フィールド問わず、ミリタリージャケットやアウターはアメカジの定番トップスです。ミリタリーと一言で言ってもヨーロッパのものありますが、自由に組み合わせるのがアメカジだから。
チェックシャツ
今やパーカーの羽織にもなる万能アイテムチェックシャツ。使われる生地もネルだったりオックスだったりブロードだったり様々です。
カレッジプリントスウェット
Champion / チャンピオンのスウェットが大流行して久しいですが、アメカジの定番といえば大学名が書かれたカレッジプリントのスウェットです。パーカーもそうですね。
カーゴパンツ
おっさん大好きカーゴパンツ。太いシルエットのものが多いのが今のビックシルエットのトレンドとマッチしましたね。
ライダース
渋いおっさんの戦闘服ライダース。単体で見るとかっこいいけど、雰囲気が無い人がみるとガチな人に見える不思議な洋服です。サイズ選びが結構難しい。
アメカジ定番ブランド
アメカジの定番ブランドと題してみましたが、ほんとに星の数ほどあるので、ここも代表的かつファッションビギナーのおっさんでも入りやすいお店をチョイスしてみました。
GAP / ギャップ
アメリカのアメカジブランド。本当にアメカジの洋服がたくさんです。
本国との価格差がすごく、セール時の値引き率は定価で買った人がかわいそうになるくらいな感じ。でも王道のアメカジブランドです。
POLO RALPH LAUREN / ポロ ラルフローレン
[rakuten:abjnuts:10005990:detail]
かの有名なラルフローレンですが、色々なラインがあり、その中でもカジュアルなラインがこのブランド。アウトレットに行くと大体あります。
古き良きアメカジを感じられるアイテムが魅力です。
BROOKS BROTHERS / ブルックスブラザーズ
[rakuten:stylife:12521602:detail]
今やビジネスでもカジュアルでも定番となっているボタンダウンシャツですが、このBROOKS BROTHERSの発明品と言われています。今回のコロナで経営破綻していましたが、まだアウトレットなどで健在です。
Right on / ライトオン
[rakuten:right-on:10633372:detail]
日本全国いろんなとこにあるRight on。もともともジーンズショップとして創業されたものであり、Levi’s / リーバイスやEDWIN / エドウィンといったデニムブランドやChampion、ALPHA / アルファといったブランドも展開しています。PB(プライベートブランド)は年々質が向上しているものの、方向性やターゲットが毎年違い、ブレブレなので、上記のブランドのものをうまく探しましょう。
上記はアメカジの商品を取り扱っているショップを中心に例を挙げました。
FREAK'S STORE / フリークスストアなどのアメカジアイテムを扱うセレクトショップもありますし、ALPHAやAVIREX / アヴィレックスといったミリタリーブランドなど、専門店でそれぞれのアイテムを探すのもありですね!
アメカジはファッションの基本
今回はアメカジについてつらつらと書き連ねました。
アメカジはいろんなジャンルの服を自由に組み合わせてカジュアルに着こなすという、ファッションの基本といえるテイストです。
これをベースに、ドレスをちらっと混ぜるアメトラMIXなど、おっさんでもおしゃれなれるヒントが詰まっています。
あ、アメカジといえば、古着屋もかなり捗ります。
一点物の本物志向の方はぜひ古着屋での散策もご検討ください。
これからいろんなテイストについてお話をしていくので、自分の好きな雰囲気のを見つけて、それを基にワードローブを作り上げてみてくださいね。
それでは今日はこの辺で
ではでは~
ワードローブの作り方~靴編~
みなさん、こんにちは
どーもぼくです。
LOOOOLです。
早速ですが、長きに渡って書き殴ってきたワードローブの作り方シリーズもラストです。
今回はワードローブの作り方~靴編~です。
これまでのワードローブシリーズはこちらからどうぞ。
ファッションは足元から。
そんな言葉があるように、コーディネートを構成する上で靴は非常に重要なポイントになります。今回はそんな靴の最低限揃えたいものについて説明しますね。
なぜにファッションは足元から?
表題でも触れましたが、ファッションは足元からという言葉通り、靴というのはとっても重要視されます。
そう言われる所以には、諸説ありますが靴がその人の人となりを判断するポイントだからと言われています。いわゆるステータスというやつですね。
少し古い考えかと思われますが、靴や腕時計といったものに良いものを選ぶことができる=お金持ちというイメージがありました。
見える面積が小さい分、後回しにされがちな部分だからですね。
しかしながら、最近ではそういった風説が有名になりすぎて、いわゆるパンピーもそういった部分にお金をかけるようになったので、逆に洋服にお金をかけているかどうかが、シンプルにステータスを図る目安になってきているそうです。
色々と考えもありますが、単純な話、消耗が激しい靴をいつもきれいにしている人は丁寧な人なんだなという印象を受けますので、そっちの方が説得力があるかと思います。
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靴が与えるファッションへの影響
少し主観も入りますが、靴がファッションに与える印象はとっても大きいなと感じます。
例えば、無地Tシャツにジーパンというすごくカジュアルなコーディネートに、サラリと革靴を合わせていると、ちょっと大人っぽく見えたりしません?
こんな感じで
これがランニングシューズなら一転スポーティーに見えますし、こんなに小さな面積で雰囲気が変わるんだから靴って面白いですよね。
全体の雰囲気も左右する靴選びは、合わせる洋服以上に大切なポイントなのかもしれません。
カジュアルとドレスで分けちゃうよ
さて、改めてに靴選びをする時に、手持ちの靴を分類しちゃいましょう。
細かく分ければとってもいろんな種類があるので、ざっくりと種類別に分けちゃいます。
- スニーカー
- ブーツ
- 革靴
- サンダル
靴を大雑把に分けると以上の4つに分けられますね。
そしてこれを見た目の雰囲気に分けてカジュアル・ドレスに分けちゃうわけですね。
この分類だけの話をすると、革靴以外は基本的にはカジュアルなアイテムになります。
ここでいう革靴は、先っぽとんがったビジネスシューズではないのであしからず。
ただしブーツも種類によってはドレスの分類に入るものがあります。
例えば、ミドルカット(チャッカ)ブーツとかね。
有名なものでいうと、RED WINGのポストマンが代表的です。
このように、自分の持っている靴が、そもそも4種類あるかと、どっちのテイストのものがあるのかを確認しましょう。
テイストミックスは靴でするのが簡単
テイストミックスというのは、カジュアルなテイストとドレスのテイストをミックスすることですね。
ここでいうミックスの割合は、見た目で占める割合で、8:2か9:1の割合でコーディネートするのがバランスよく見えます。
カジュアルにドレスをミックスした例
これはカジュアルなコーディネートに革靴を合わせたコーディネートです。
全体的にカジュアルですが、革靴でドレスなテイストをミックスする感じですね。
この彼の場合、チェック柄やスウェットの感じ的に少し子供っぽい雰囲気を出しつつ、大人っぽくローファーを合わせてる感じですね。
そういった相反する要素のミックスもこなれた感じを出すのに重要なポイントです。
ドレスにカジュアルをミックスした例
これはセットアップにスニーカーを合わせた定番の着こなしですね。この場合、インナーもタートルネックのニットでカジュアルなアイテムを足しています。
セットアップで革靴ももちろん悪くはないのですが、私服で着るには堅苦しいので、スニーカーでカジュアルさせるというわけですね。
このように異なるテイストの靴を合わせるだけで、簡単におしゃれなテイストミックスができます。ぜひ試してみてください。
「餅は餅屋」の考え方
靴を選ぶなら、基本的には靴メーカーのブランドのものがおすすめです。
というのも、靴はデザイン的な要素だけでなく、履き心地や耐久性といった実用性がとっても重要だからです。
いくらかっこよくても、すぐ踵がなくなるとか、めっちゃ足痛くなるとか、いやですもんね。
おすすめのブランドなどは別の機会に記載しますが、いわゆるセレクトショップなどのオリジナルの靴は、デザインはかっこいいけど履き心地や耐久性にちょっと疑問が残ります。
ただブランド別注だったりするとまた違いますが。
靴はサイズ選びも大切です。
靴のサイズ選びって難しいですよね。
基本的につま先と横幅の感じを見てサイズを選ぶ方も少なくないと思いますが、身長や合わせるボトムスとのバランスを考えるのも大切です。
例えば、身長が高く、ボトムスが太めなものが多い人が見た目小さめな靴を履くと、非常にバランスが悪くなります。
そういった場合は、0.5~1cm大き目の靴を選んで中敷きなどで調整するとよいでしょう。
サイズ選びは自分の体型とバランスに注意しましょう。
ファッションにおける靴の役割を理解する
今回は靴の分類とファッションにおける役割でした。
基本的にカジュアルなスニーカーと、ビジネスじゃないドレスシューズを一足ずつを最低限持っておけばコーディネートには困りません。
ただ、靴は基本的にローテーションして履くことをおすすめします。
見た目的なこともありますが、靴を長持ちさせるには適度な休憩がいるわけですね。
なので持っている靴と洋服に合わせてバリエーションを少しずつ増やしていきましょう。
それぞれのカテゴリーの詳しいお話は、また別の機会に。
今日のところはこの辺で!
ではでは~
ワードローブの作り方~ボトムス編~
みなさん、こんにちは
どーもぼくです。
LOOOOLです。
今年は日付が悪く早くもお仕事がスタートした人も少なくないと思います。
コロナの影響もあってまだまだ休むぜっておっさんもいるかと思いますが、まだまだ世間は気が抜けない状況なので、みなさんお体に気をつけて頑張ってください。
さて、長きに渡って書き殴ってきたワードローブの作り方シリーズも残り二つです。
今回はワードローブの作り方~ボトムス編~です。ボトムスというと、要はズボンのことです。
前回ジーパンについて書きましたが、今回はその他のズボンについてです。
これまでのワードローブシリーズはこちらからどうぞ。
いやー、いっぱい書きましたねー
では早速行ってみましょう。
ボトムスの分類
分類大好きおじさんの僕らしく、最初はボトムスの分類についてお話します。
ファッションビギナーのおっさんがなんとなく把握しとくとよい分け方です。
それが、5ポケットとトラウザー、カーゴパンツです。
5ポケット
5ポケットというと、その名の通り5つポケットがあるボトムスのことです。
ジーパンは基本的にこれです。
いやいやポケット5つもないよー4つだよーという早計なおっさんもいるかと思うので念のため、ポケット数を数えると
前身頃の左右のポケット2つ
後身頃の左右のポケット2つ
そして、前身頃の右側のポケットについているちっちゃいポケットが1つ
これで計5つとなります。
ちなみに右前のちっちゃいポケットをコインポケットと呼びます。
この5ポケットは通称5ポケとも呼ばれ、基本的にカジュアルなボトムスとされます。
ジーパン以外でも、チノパンなどもあえてこの5ポケになっていたりもします。
チノパンもカジュアルなものとドレスなものがあるんですね。
トラウザー
トラウザーは4つのポケットで、前身頃左右のポケットがスラッシュポケットと呼ばれる斜めに手を入れるポケットが特徴です。
ちなみにスーツなどのトラウザーやゴリゴリのワークパンツにつけられている前側に出た折り目のことをセンタープリーツと呼びます。
素材は様々で、先述したようにスーツの形のものやワークパンツでもこのトラウザー型を採用したりします。
このトラウザーのパンツでセンタープリーツ付きのパンツは基本的にドレス寄り、いわゆるきれいめなアイテムとなります。
ワークパンツなんかもあるので例外もありますが。
ちなみにチノパンはこのトラウザー型のものが多いですが、そもそもチノクロスを使ったパンツをチノパンと呼ぶので、チノパン=トラウザーではないのです。
カーゴパンツ
ミリタリーパンツですね。これはそんなに説明不要だと思います。詳しく話すと長くなるので。
というのも、各国それぞれの軍隊のモデルのがあるので種類がいっぱいあるんです。年代によっても違うし。
ファッションブランドが展開しているカーゴパンツは、もともとあるどっかの国のカーゴパンツをサンプルに、シルエットとか素材を工夫して商品化するわけですね。
ちょっと話が逸れましたが、ドがつくアメカジの定番アイテムなので、とってもカジュアルなアイテムです。
ミリタリーウェアはなんか男心をくすぐるというか、、、
かっこいいですよね。
夏場なんがこれに無地Tシャツ一枚で様になるから重宝しますね。
ちなみに今期のトレンドみたいです。
ジーパン・トラウザー・カーゴパンツって感じ
ボトムスは常に見える面積の多い要素なので、とっても大切な部分ですが、着回しの点でいうとたくさん持つ必要がありません。
ジーパン・トラウザー・カーゴパンツの3カテゴリーで、細い・普通・太いの3シルエットを網羅しておく着回しに便利です。
最小限で!というおっさんは、
レギュラーストレートのジーパン(濃色)
細身のトラウザー(ベージュ or ブラック or ダークグレー)
太めのカーゴパンツ(カーキ)
[rakuten:freshbox:10001147:detail]
このラインナップがおすすめです。
この3本のボトムスがあれば、その他のトップスとの組み合わせをぐるぐるさせることができます。
シルエットについては前回のワードローブの作り方~ジーパン編~で詳しく記載していますので、ぜひ読んでみてください。
ボトムスで持っておきたい色
ボトムスのワードローブを揃える上で重要なのがシルエットと色です。
シルエットは先述した通りです。
色に関しては、ジーパンのデニムカラーを除くと無彩色&アースカラーです。
無彩色でいうと、ブラックかチャコールグレーなんかは間違いない色です。
有彩色ですが、ネイビーも定番ですね。
そしてアースカラーですが、ベージュ・カーキ・ブラウンのボトムスを持っておくと便利です。
アースカラーはどちらかというと秋冬のイメージが元々ありましたが、今は年中使える色となっています。
自分のワードローブの中で、先に挙げた色を揃える感じで探すのも良いかもしれません。
ボトムスで季節感を出すことも大事
季節感。おしゃれな人ってこの辺をさり気なく出すのがうまいんですよ。
この季節感を出すコーディネートって、結構ボトムスが重要だったりするんです。
秋・冬のボトムス
秋冬のボトムスでの季節感の出すポイントは、ずばり、「素材」です。
秋冬のボトムスに使われる素材としては、コーデュロイ・ベルベット・ウールなどが代表的ですね。
これらの素材は見た目で温かみを感じることができる素材です。
そのため、こういった素材のボトムスを取り入れることで、コーディネートに季節感を出すことができます。
春・夏のボトムス
春夏はショートパンツで分かりやすく季節感を出すことができますが、フルレングスのボトムスでも素材を選べば季節感を出せます。
春夏の素材としては、リネン・シアサッカーあたりがそうですね。
肌触りもさらさらとしていて、夏が快適になりますし、冷房が効いた建物の中ではショートパンツだと寒かったりするので、あると便利です。
秋冬も春夏も、その季節に合ったボトムスの衣替えもワードローブを構成する中で考慮していきましょう。
ボトムスはお金かけても良いんだよ
今回はボトムス全般についてでした。
先述しましたが、トップスと比較してボトムスはそんなに数を持たず、トップスとの組み合わせを変えてバリエーションを見せるのがよいでしょう。
でもそんな登場回数が多いボトムスだからこそ、それなりにちゃんとしたものを選んでもよいかもしれません。
丈夫さやシルエットなど、しっかりこだわってもらうといいかなと思います。
ジーパンなんか良いもの買おうとしたらそこそこお金かかりますし。
でも高ければ良いってわけではないのであしからず。
というわけで今日はこの辺で!
ではでは~
ワードローブの作り方~ジーパン編~
みなさん、こんにちは
どーもぼくです。
LOOOOLです。
改めまして、新年あけましておめでとうございます。
2021年ものんびりマイペース更新で記事を書いていきたいと思います。
今年もよろしくお願い致します。
さて、2021年、新年一発目は、ワードローブの作り方~ジーパン編~です。
これまでのワードローブシリーズはこちらからどうぞ。
ジーパンは今やだれもが一本は持っている生活着の必需品にもなっているのではないでしょうか?ジーパン、というかパンツはその種類も多く、選ぶのもビギナーにとっても難しい洋服の一つだと思います。
今回はそんなジーパンの選び方について説明していきます。
- まずはジーパンとは、ということで
- シルエットの構造はフィットとカット
- シルエットの構造を理解したら・・・
- デニムの魅せる色が最大の魅力
- ジーパンだって穿きやすい!ナイスなストレッチ
- 季節にも合わせたジーパンの商品開発
- パンツ選びの中でもちょっと大切なジーパン選び
まずはジーパンとは、ということで
ジーパン(ジーンズ)とは、デニムと呼ばれる綾織の綿布を使ったパンツです。
つまりデニムは生地の名前なわけですね。
このデニムを使ったパンツをジーンズ・ジーパン、デニムを使ったジャケットをジージャン・デニムジャケットと呼んだりするわけですね。よくありがちなデニムとジーンズの違いはこれで理解してもらえたと思います。
ジーパンのルーツ
ジーパンのルーツはワークウェアにあります。
19世紀のアメリカ、ゴールドラッシュの時代、鉱山で働く労働者に向けたキャンバス生地に補強を施した丈夫なワークパンツが開発されます。
そのワークパンツに殺虫効果を狙ったインディゴ染めを行い、生成りからインディゴブルーのジーンズへと変遷していきます。
ちなみにインディゴ染めしても殺虫効果は得られなかったらしいですが、もともと丈夫なワークパンツがインディゴ染めによってファッショナブルに映り、大衆に受け入れられていったと言われています。
原点にして完成形:501
1890年、ジーンズの王様的ブランドのLevi’s / リーバイスが世界で初めてジーンズにロットナンバーを付け、これが現代のおけるすべてのジーパンの原点と言われています。
「501」とつけられたこのモデルは、丈夫でかつファッション性も高く、全世界で最も穿かれているジーンズとされています。
生まれてから130年以上が経つわけですが、その形が今現在においても変わっておらず、まさに完成された原点と呼べるでしょう。
いろんなブランドがこの501をベースにジーパンを作ってきたと考えるとなんだが胸が熱くなっちゃいますよね。
というわけでジーパンのうんちくはこの辺にして、選ぶ時のポイントについてみていきましょう。
シルエットの構造はフィットとカット
ジーパンというかパンツ全般に言えることですが、パンツにはシルエットというものがあります。このシルエットが、いわゆる太いとか細いとかの印象を左右するわけですが、これは「フィット」と「カット」という部分が重要となります。
まずは「フィット」ですが、下記の通りとなります。
- ルーズ&ワイド・・・太い
- レギュラー・・・普通
- タイト&スリム・・・細い
- スキニー・・・とっても細い
まあ、言葉の通りですね。
そして「カット」ですが、これは裾先の形のことです。
- ストレート・・・裾先にかけて真っ直ぐな形
- テーパード・・・裾先にかけて細くなっていく形(腰周り太めなものが多い)
- フレア・・・裾先にかけて広がっていく形
- ブーツ・・・膝周りが細く、裾先にかけて広がっていく形
この「フィット」と「カット」の組み合わせでシルエットが大きく変わるわけですね。
そして、このカットの形が結構見た目の雰囲気を変えるのですが、基本的に裾先が細いものはシルエットをすっきりと見せる視覚効果を持ちます。
例えばルーズ&ワイドフィットのパンツは基本見た目が太めになりますが、カットがテーパードカットだと、太めだけどすっきりとした見た目になります。
このスナップがわかりやすいかと思うのですが、フィット自体は太めなんですが、カットがテーパードだとなんとなく清潔感を感じませんか?
見た目的には逆三角形なシルエットですね。
脚が太くて細いパンツが穿けないという方は、無理にタイトやスリムのフィットのものを選ばず、レギュラー~ワイド&ルーズフィットのテーパードカットのものを選ぶとすっきりとしたシルエットを出すことができますよ。
シルエットの構造を理解したら・・・
シルエットの構造を理解したら、実際にお店に買い物に行く前に自分の欲しいフィット・カットのものをイメージしておきましょう。
店頭に行くと、だいたいそのフィット、もしくはカットが商品名とともに記載されているので、それを探していく感じです。
さて、シルエットの構造を理解した後、ここで理解しておきたいもう一つの大切なポイントがサイズです。
パンツのインチ表示を攻略する
ジーパンのサイズ表記はインチ表示のものが多いです。
中には1~3といった数字や、S~XLといったアルファベット表示もありますが、このインチ表示が一般的です。
基本的にこのインチサイズの幅は27~36インチまでがよく店頭に並んでいます。数字が小さければ小さいほどサイズが小さくなります。1インチ当たりの寸法は、約2.54cmです。
ちなみに小売店が扱うサイズで、27インチはスリム&タイトのモデル、36インチはレギュラー~ルーズ&ワイドのモデルでのみ取り扱う場合もあります。その際はお店の人に聞いてみましょう。
このサイズを一般的なアルファベットサイズで当てはめると、、、
27インチ→XS
28・29インチ→S
30~32インチ→M
33・34インチ→L
35・36インチ→XL
上記のような感じになります。
これはあくまで目安です。メーカーやブランドによってサイズ表記が異なる場合があったり、先述したフィットとカットによってサイズ感が変わるので、可能であれば試着はするようにしましょう。
デニムの魅せる色が最大の魅力
ジーパンの種類は、先述したフィットやカットによるシルエットの違いで分けられます。
それぞれの形ごとにロットナンバーを振られていることがほとんどです。そしてそこからさらに種類が分岐するのがその色です。
ジーパンは基本、濃色・中濃・淡色の三色に分けられます。
デニムは先染め生地で、糸の状態から染色されます。たまに先染めで作ったデニムを作った後に染め直す「製品染め」のものもあります。
糸を染色し、この染色された色が次第に落ちていくことによって独特な色落ちの表情を見せます。この色落ちの具合がデニムの色の違いを見せるわけですね。
濃色はリジットとも言われたりし、いわゆるワンウォッシュやノンウォッシュなどの色落ちが全くしていないものです。上のスナップが濃色です。
中濃色は、ダークカラーとも呼ばれ、少し色落ちをしているものの、インディゴの濃い藍色が残っている状態のものを指します。下のスナップみたいな感じです。
淡色は水色に近い色にまで色落ちをしているものを指します。
文字通り色の濃さで分類されるわけですが、色が淡くなればなるほどカジュアルな印象を受けます。濃色のデニムは経年変化を最も感じやすく、ダメージや色落ち・汚れを味として感じながら育てていくわけですね。
最近のスナップを見ると、中濃のデニムを穿く人は少なそうに見えますが、ぶっちゃけ頑張って育てても、あんなにきれいなヒゲやハチの巣の色落ちは作れないので、デザインとしてアリだと思います。
淡色デニムも濃色から色落ちしていくと考えると10年以上かかりますし、あそこまで薄くなる前にデニム生地に甚大なダメージが行くの淡色のデニムが欲しいなら、素直に買った方が早いです。
ジーパンだって穿きやすい!ナイスなストレッチ
ジーパンといえば硬くてゴワゴワしているという印象を持っているおっさんも少なくないと思います。実際綿100%のノンウォッシュデニムは、穿き馴染ませるまで根性がいります。
しかしながら最近はストレッチジーンズという柔らかく伸縮性の良いジーンズが一般的です。
DIESEL / ディーゼルのジョグジーンズやEDWIN / エドウィンのジャージーズといったスウェットのような履き心地のジーパンがいっぱい出ていますのでチェックしておきましょう。
ただまあ経年変化を楽しむなら綿100%のゴワゴワ生デニムを馴染むまで一生懸命穿くことに越したことはないです。
その辺は好みということで。
一点注意するポイントとして、この手のストレッチジーンズは後々伸びてサイズ感が大きくなるというところです。
伸びて大きくなると1インチは軽く大きくなるので、もともとのサイズ選びはジャストサイズを選んでおきましょう。
季節にも合わせたジーパンの商品開発
最近のジーパンは夏は夏用のジーパン、冬は冬用のジーパンをラインナップとして展開しています。
シンサレートやフリースを活用した冬ジーパン、メッシュや速乾性吸湿性に優れた素材を採用した夏ジーパンです。
Levi's / リーバイスやEDWIN / エドウィンのものが有名ですね。
この辺、発売直後に買うとなかなかのお値段がしますが、盛夏・真冬に入ると季節ものなんで早々とセールをするので、そのタイミングに覗いてみてはいかがでしょうか?
パンツ選びの中でもちょっと大切なジーパン選び
さて、つらつらとジーパン選びについて語ってきました。
本当ならば、おすすめのブランドとか生デニムについてあれこれ語りたいのですが、今日のところはこの辺です。
既製品もよいですが、ジーパンなら古着で探すのも楽しいですよ。
というわけで今日はこの辺で。
2021年もよろしくお願いしますー
ではでは~
服屋に着ていく服が無いおっさんが読むブログ 新年のご挨拶
みなさん、こんにちは。
どーもぼくです。
LOOOOLです。
新年明けましておめでとうございます。
昨年はブログを読んでくださり、ありがとうございました。
今年もおしゃれが苦手なおっさんが読んで楽しめるような記事を書いていきたいと思います。
2020年は社会的にも、私生活的にも激動な1年でした。
2021年はこの騒動が収束に向かい、私生活的にも落ち着いた生活に戻ることを切に願っております。
というわけで今できることを一生懸命取り組んでいく所存です。
今年も1年よろしくお願いいたします。
みなさんにとって、2021年がより良い1年となりますように。
みなさんの息災を祈っております。
LOOOOL
服屋に着ていく服が無いおっさんが読むブログ 年末のご挨拶
みなさん、こんにちは
どーもぼくです。
LOOOOLです。
2020年も残すところあと1日となりました。
というわけで年末のご挨拶をさせていただきます。
今年の12月からファッションに詳しくないおっさんに向けた記事を書き始め、なんやかんや10記事も書けませんでしたが、意外と読んでいただける方がいて、大変うれしく思います。
今年はコロナウィルス感染拡大が蔓延し、社会全体から身近な生活にまで影響を及ぼす一年となりました。
僕自身としても、転職や離京といった人生にとって大きな転換期となった一年でした。
もしもコロナが無かったとしたら、今はまた違った生活をしているんだろうなと思います。
このご時世で自宅で過ごす時間が増え、ファッション・アパレル業界は大打撃を受けている現状ですが、俯瞰してみると今までの膿を清算し、新しい取り組みに進みだした企業も多かったのではないかと思います。
これから新しく生まれるファッションやサービス、個性的なブランドにぜひとも期待したいところです。
日々の生活習慣の変化もあり、人々のファッションに対する考え方もこれからもっと変遷していくと思いますし、これによって淘汰されていく企業やブランドも多くあるかと思いますが、これでファッションにおける多様性が失われていくのはさみしい気持ちになりますしね。
最近オフィスカジュアルやビジネスカジュアルが一般的になってきており、コロナのリモートワークなどのこともあって、仕事着と普段着の境目も薄くなって、逆に小綺麗なカジュアル衣料の需要が増えたりしないかなーなんて予想しております。
というわけで、そんな世の中になった時に、ファッションが苦手なおっさんが涙を流さないように、少しでもお役に立てる情報を書いていきたいと思います。
12月からなんで今年の1か月間、ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
よいお年をお過ごしください。
LOOOOL
ワードローブの作り方~Tシャツ編~
みなさんこんにちは。
どーもぼくです。LOOOOLです。
年の瀬となりましたが、いかにお過ごしでしょうか。
2020年もあとわずかですが、今年はコロナコロナと身近な生活にも影響があった年でいた。新年には良いことがありますようにと切に願うばかりです。
さて、今回はワードローブの作り方~Tシャツ編~です。
前回までのワードローブの作り方シリーズはこちらから。
季節的にTシャツがコーディネートで全力見えする時期ではないですが、Tシャツ選びにもいろいろとポイントがあります。
しかしながら、冬場もインナーに着ることの多いTシャツの選び方をみていきましょう。
実は色々あるTシャツの種類
Tシャツはいわゆるカットソーの一種です。カットソーはカット(切る)&ソーイング(縫う)でカットソーという意味で、Tシャツやスウェットの総称ですね。
ちなみにTシャツの語源は二つあって、
1,広げた時に「T」の字に見えるから
2,陸軍が「Training Shirt(トレーニングシャツ)」として使っており、その頭文字をった
だそうです。ちょっとした雑学でした。
分類分け大好きおじさんの私が思うに、一言にTシャツといってもそれぞれ種類があるのです。そのTシャツの分類は次の通りになります。
首の形
・クルーネック(丸首)
・Vネック
・Uネック
・キーネック
・ハイネック(タートルネック・モックネック)
・ヘンリーネック(ボタンがついてるやつ)
・ボートネック(浅く広い首)
ちなみに今のトレンドでいうと、基本クルーネックで、タートルネック・モックネック(タートルネックより少し短めの首が付いてるやつ)が旬な首の形ですね。
ちなみにモックネックはこんなやつ
ボートネックはフレンチカジュアルの定番バスクシャツだとだいたいこの形です。
[rakuten:franc-bonn:10006796:detail]
デザインの違い
首の形を除いたデザインの違いでいうと
・無地
・プリント(ワンポイント~総柄)
に分けられます。
また、絵的なデザインだけでなく、肩口の作りの違いで、「ラグラン」というものもあります。
ラグランは、襟ぐりから袖口にかけて斜めに切り替えてあり、肩と一続きになった袖部分が身頃に縫い付けられています。腕が動かしやすいのでスポーツシャツとして使われていました。
一時期ロックバンドの人がよく着ていましたね。
ちなみにこんなやつです。
冬の季節、Tシャツはちょい見せレイヤードマンとして
冬の今、トップスとしてなかなか機能できないTシャツですが、この季節ではレイヤード(重ね着)で使います。
実はレイヤードにも着こなしのトレンドとして移り変わりがあります。
最近のレイヤードは、首元でちょい見せするのが旬な着こなしになっています。
ちょっと前までは長さの違う裾でレイヤードを見せる感じでしたが、今は俄然首元ですね。
そういった意味でタートルネックやモックネックといったハイネックのカットソーが人気となっているわけですね。
暗めな服が多くなるこの季節に、明るめの色のTシャツを首元からちょい見せするスタイルがしばらくジェネラルになりそうですね。
暖かくなったらプリントの出番
昨今のTシャツ事情でいえば、春夏のTシャツも無地!無地!無地T!!という勢いでした。
ノームコア(シンプルで飾り気のないベーシックなファッション)が流行ってから長いこと無地Tが人気でしたが、昨年くらいから徐々にプリントTの需要が高まってきています。
袖プリントのロンTからバックプリントTへとトレンドが変遷してきている感じですね。
特にグラフィックデザイナーやイラストレーター、アーティストとのコラボしたデザインのプリントTはとてもよく見かけるようになりました。
絵画をモチーフにしたものとか。覆面アーティストのバンクシーさんのデザインとかね。
ちなみに僕は無地T好きです。Hanes / ヘインズのビーフィーTを愛用して毎シーズン買い換えています。ヘビーウェイトで綿100%で着心地も好きです。
冬場のインナーでも使えるのでおすすめですよ。
あと夏場のプリントTシャツで忘れてほしくないがバンドT。
アーティスト系のプリントが流行っている今、次に来るのはやはりバンドTなのではとさり気なく睨んでいます。
古着好きな人にとっては定番アイテムとなっていますが、コレクションの意味でも面白いと思います。
一枚着で様になりますんでこっちもおすすめ。
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Tシャツのワードローブを揃えるなら
Tシャツをいろいろ揃えるならこんな感じで揃えてみるのはどうでしょうか?
半袖Tシャツ
無地(クルーネック):白・黒・グレーの内2色くらい
プリント:ボーダー・カレッジプリント・バンドTなど好きなだけ
半袖無地Tは夏だけでなく年中使えるので、無彩色はある程度数を持っていても損はないです。
プリントTは、基本的に好みのものがあったら好きなだけ集めてみるのもよいかも。
半分コレクション的な要素が強いので、気に入ったものがあれば買っちゃいましょう。
ワンポイントのロゴTなんかは服装にも合わせやすいですね。
ただし、きれいめに全振りしたい人は、プリントTはデザインに注意しましょう。
元々もカジュアルなアイテムなので。
ロンT
無地(クルーネック):無彩色2色くらい
タートル:モックネック:白・黒1色ずつ
プリントT:好きなだけ
まあこれも基本的に半袖と考えは一緒です。
見出し内で触れていないですが、ワッフル(サーマルシャツ)のTシャツも一枚はあってもよいかと思います。
ちなみにワッフルはこんな感じのやつ。
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モックネック・タートルネックは、初心者おっさんにとっては少しハードルが高く感じるかと思いますが、意外と合わせやすいし、今が旬なのでモックネックあたり一枚くらいあってもよいんじゃないかなと思います。
あくまでインナー用として
あくまでインナーとしてしか使わないものとして集めるなら、ユニクロや無印の機能性素材Tシャツもそアリですね。
夏・冬に使う、エアリズム・ヒートテックのことです。
夏も地肌にTシャツ一枚で着ると、Tシャツへのダメージも大きいし、おなか冷えちゃうしで良いことないので、インナーは一枚挟んだ方が良いので、そういう時にもエアリズムは重宝します。
ヒートテックは言うまでもないですね。
ただ、あの化学繊維がどうしても肌を乾燥させてかゆくなっちゃう人は、コットン機能性Tシャツがおすすめ。
無印のやつはとてもよいですね。
肌と合うかどうかは試してみないとわかりませんが、特に冬場は大量に重ね着するのが嫌な人はこういったものは一通り揃えておきましょう。
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夏は主役で冬は名脇役
Tシャツは季節ものと思われがちですが、年中使えます。
それでも役割は変わって、夏は主役、冬は名脇役となります。
それでいてコレクション的な要素もあって集めるのも楽しい、そんなファッションアイテムです。
書き忘れてましたが、首がヨレヨレ、虫食い多数のTシャツは、できれば現役引退させてあげてください。引退後は靴磨きのクロスにもなってくれるので、大掃除の今のシーズンにぜひご検討ください。
古着のTシャツなら味になるんですがね、、、
古着と言ったらぜひこちらも覗いてみてくださいませ。
年内にもう一本書いときたい。
それでは~
ワードローブの作り方~スウェット編~
みなさんこんばんは
LOOOOLです。
突然ですが僕の勤めている会社の社長なんですが、カツラなんです。
いえ、別にカツラに関しては特に偏見は持っていません。
ウィッグとか普通にファッションアイテムですし。
でもその社長のカツラ、なんか日によって調子の良い時と悪い時があるようで、その辺の浮き沈みが最近激しいんですよね。
いや、今の激しいは禿げとかそんなんじゃなくて、すごいという意味で、そんなつもりは毛頭ございません。え?いや、今の毛頭はそういう意味じゃなくて、、、
こんな感じの訂正がいちいち必要になってきてめんどくさいです。
さて、というわけで今回はワードローブの作り方~スウェット編~です。
その他のワードローブの作り方関連はこちらからどうぞ。
スウェット、それはリラックスと大人っぽさを両立させる
スウェットとは、「トレーナー」「パーカー」と一般的に言われるものを総じてスウェットと呼ばれます。綿を平織したニット生地で、これをスウェット生地と呼び、この生地を使ったアイテムをスウェットと総称します。
生地の特徴としては、ニット生地なので柔らかく伸縮性があり、それでいて頑丈という優れものです。
厳密にいうと
トレーナーとは
トレーナーは、このスウェット生地を使用したプルオーバー(頭から被って着るやつ)のシャツのことです。首の形はクルーネック(丸首)やVネック、キーネック(鍵っぽい形の首)と様々です。
僕が前にいたブランドでは、トレーナーをスウェットと呼ぶことが多かったですね。
詳しくは後述しますが、このトレーナーの呼び名の由来ですが、軍人やアスリートのトレーニングの際に着られる服だから「トレーナー」と呼ばれるそうです。
パーカーとは
パーカーは、フード付きのスウェットシャツのことを指します。ちなみに前開きのZIPタイプのものはZIPパーカーで、前開きではないものがプルオーバーパーカーです。これに関しては特に補足は必要のないですね。
余談ですが、パーカーは英文で「Parka」と書き、「パーカ」と読むこともあります。
外国のブランドではこっちの方が主流ですね。
裏地によって異なる種類
スウェットの裏地ですが、基本的に「裏毛」と「裏起毛」の二つに分かれます。
裏毛は、裏地がパイル地(タオルの生地)になっています。裏毛のスウェットは春秋はもちろん、地の厚さによっては冬も着られる万能なやつです。
たぶんスウェットと聞くとこっちの方がイメージされることが多いんじゃないかなと思います。
そして裏起毛は、文字通り裏地が起毛しているあったかいやつです。真冬はとっても重宝しますね。
ちなみにですが、海外ではこっちが主流だそうです。真冬に半袖半パンの外国人の観光客を見かけますが、暑がりなのか寒がりなのかわかんないですね。
海外ブランドのスウェットが日本企画として裏毛で作られることがよくありますが、確かに古着のUS製のスウェットなんかは大体裏起毛ですね。
これはどちらが良いというわけでもなく、重ね着好きな人は裏毛で、一枚でスタイリッシュにという人は裏起毛だと、真冬も安心ですねって感じです。
スウェット選びのポイント
さて、ここまでスウェットについての雑学を語ってきましたが、ようやく本題の選び方のポイントです。
もう何十年と形が変わっていない完成された洋服ですが、サイズ感やデザインなどのトレンドは常に変わるので注意しましょう。
おっさんは「ちょい」ビッグシルエットで
先ほどの「トレーナー」の部分で少し触れましたが、トレーニングの際に着る洋服にスウェットが選ばれていました。ここではパーカーも含みます。
そのため、動きやすさを重視した形になっています。
というのも、スウェットは基本的に着丈・袖丈が短く、アームホール(肩口から腕周り)が太い特徴があります。この形は肩口や腰周り、手首周りの可動域を制限しないための工夫です。
そのため、選ぶサイズ感としては少し大きめを選ぶことが一つのポイントとなります。
具体的には着丈はベルトが隠れるところのちょい下、袖丈は手の甲くらいのものを選びましょう。そうすると少し太めなシルエットになりますが、今のトレンドだと全然問題ないです。上のスナップを参考にしてください。
とはいえ昨今のトレンドも加味されて、市場に出るスウェットはその辺のパターンも今風に変えられたりしているので、そんなに神経質にならなくてもよいですが、サイズ選びのポイントとして覚えておいて損はないです。
ただ超ジャストサイズにすると、袖元ピター、身幅ドカーンって感じでボンバーマンみたいなシルエットになって変なのでやっぱり気にしてください。
その他の分類の洋服でも同じことが言えるのですが、「俺のサイズはMだ!だから全部M!」というプライドを持っているおっさんは危険です。
今のスウェットの例だけでなく、ブランドや服の種類によってサイズ感なんて全然違うので、決まったサイズを持つことに意味がないからです。
なのでそんなプライドは早めに優しくティッシュに包んで捨ててくださいね。
若者のトレンドを鵜呑みにしない
上のスナップを見てください。それはもう穴が開くほど見つめてください。
このスナップは今のトレンドを満天に詰め込んだビッグシルエットの嵐です。
ビックシルエットのシャツとスウェットのレイヤードに、ワイドパンツ、オーバーコートを組み合わせたコーディネート。そしてベージュをアクセントにトーンをうまく使っているおしゃれな着こなしです。
でもね、これおっさんがやると悲惨なことになります。
このコーディネートはスナップの彼のような若くてイケメンだからこそできるスナップでもあるのです。超主観ですが。
体型に少し不安が出てくるおっさんがこの通りにコーディネートを作ると、悪い部分が逆に強調されちゃいます。
例えば、少し言葉が悪いのですが、足の短さが強調されます。
色使いやボトムのシルエットでメリハリをつけて、うまくなじませられれば良いのですが、ビギナーにはなかなか難しいと思います。
程よい緩さの「程よさ」をはき違えると大変です。
ビッグシルエット※ただし若者に限る。をしっかり意識しておきましょう。
おっさんは一周回ってカレッジプリントもおしゃれだよ。
スウェットといえば無地やNIKE / ナイキのようなブランドロゴが人気ですが、一周回ってカレッジプリントもおしゃれです。
カレッジプリントはその名の通り、大学名をプリントしているスウェットです。
これも諸説ありますが、軍人がスウェットを着る→市場に流通→当時の大学生がハマる→俺らの大学名入れようぜ→デザインとして定着という感じで今や定番のデザインです。
若い子の中ではおそらく「ダサかっこいい」の分類に入るのかもしれませんが、おっさんがこれをうまーくドレスの要素と組み合わせると非常におしゃれです。
スナップは4年前くらいに投稿されたもののようですが、今でも十分おしゃれだと思います。ぜひ真似してみてください。
スウェットのワードローブ
スウェットのワードローブを構成するなら下記のようにバリエーションを作ると便利です。
- 無地クルー→無彩色(ホワイト・ブラック・グレー)と有彩色 1着
- 無地パーカー→無彩色 1着
- カレッジプリントのクルーorパーカー→無彩色 1着
この辺を最低限持っておくと着回しがききます。
無彩色が多いのはどんな色とも組み合わせ出来、コーディネートで困らない色なので、アウターとの相性を考えるとこんなバランスになります。
スウェットならではの色「オートミール」
スウェットの独特な色として「オートミール」という色があります。
これはホワイトと薄いグレーとベージュを混ぜ合わせたような色で、落ち着いたグレーっぽい生成りの色です。これが色合わせしやすい上に程よく主張もある色で、非常に使いやすく、こなれた雰囲気を演出してくれます。
ぜひ一色はオートミールを加えてみてください。
スウェットは本家本元のブランドもあり
さてさて、スウェット選びのポイントの最後を飾るのは、やっぱりブランドです。
ずばりスウェットの得意なブランドを選ぶのが良いです。
例えばChampion / チャンピオンとかREMI RELIFE / レミレリーフといったスウェットに定評のあるブランドやNIKE / ナイキ、adidas / アディダスといったスポーツブランドのスウェットは良いですね。
逆にGUやH&Mといったファストファッション系のスウェットはあまりおすすめしません。ファストファッション系のアイテムは旬なデザインが手ごろな価格で買えるのがうれしいところですが、スウェットに関してはある程度の重厚感が感じられた方が良いです。
ペラペラな感じが見た目でわかるようなものは避けましょう。
同じ安いブランドでも、無印良品やユニクロのスウェットは全然問題ないと思います。
スウェットライフを楽しんで
スウェットってホント便利なアイテムです。オフィスカジュアルが一般的になってきている昨今、セーター代わりにトレーナーを合わせる人も出るくらい、必須なものになっていますね。
無地でもカラーバリエーションが豊富で、ロゴなどのデザイン性もある。
さらに言えばヴィンテージの世界に入るとついついドツボにハマる。そんなアイテムです。
気軽に着られて、リラックスした抜け感を演出でき、かつ大人っぽい雰囲気にも合うアイテムはスウェットならではの魅力だと思います。
ぜひこの記事を参考に、スウェットライフを楽しんでみてください。
あ、ちなみにうちのショップでもスウェットあります。
売れちゃって数点しかないけど。忙しくて仕入れに行けないんですよね。
ぜひぜひ覗いてみてください。
年内にもう一本くらい更新できたらなーって思っています。
それではーノシ
ワードローブの作り方~シャツ編~
みなさんこんばんは。
LOOOOLです。
先日から雪がちらついたりと冬っぽくなってきましたが、遂に朝方は車のフロントガラスが凍るようになりました。
出かける前にお湯をかける日々が始まりました。
体脂肪率10%前後のLOOOOLからすると厳しい季節です。
寒いのが苦手なおっさんも、これからの季節がんばっていきましょう。
さて、今回はワードローブの作り方~シャツ編~です。
前回までの記事はこちらからどうぞ。
前回までの記事で、アウター、ニットときて今回は「シャツ」です。
シャツは手軽に着こなしに清潔感を与え、こなれたおしゃれな雰囲気を作り出してくれるアイテムです。
あとこれは僕の偏見ですが、男性の方がシャツにはこだわる人が多い気がします。
それでは今回はそんなシャツの選ぶポイントをみていきましょう。
シャツにも「カジュアル」「ドレス」がある
シャツというものは素材はまちまちですが、基本的に前開きボタンの羽織りを指します。
まあここはあえて定義しません。厳密にいうとスウェットなどのカットソーもシャツなので。
さて、そんなシャツですが、基本的にビジネスシーンでの必須のアイテムということで、印象的に清潔感やかっちりしてる感じを与えるアイテムです。
しかしながらシャツにもテイストや印象を分ける「カジュアル」「ドレス」に分かれます。
カジュアルなシャツ
ずばりカジュアルなシャツは素材やポケット、襟元の形などで分かれます。
全然ずばりじゃないですが、見た目の印象なんてそんなものです。
例えば、スナップにあるようなデニムのウェスタンシャツなんてもろにカジュアルです。
その他これからの季節に重宝するネルシャツやコーデュロイなんかもカジュアルですね。
ちなみにビジネスシーンでもオックスフォードのシャツを着ているのを目にしますが、あれも分類的にはカジュアルなシャツです。
昨今のビジネスカジュアルなスタイル&ノーネクタイだから許される感じですね。
素材に関わらず、ボタンダウン(襟にボタンが付いてるやつ)はぐっとカジュアル寄りになりますね。
もともとワーカーの作業着だったりしたわけで、カジュアルなスタイリングに幅を広げてくれます。
洗濯後、洗いざらしで着ても変じゃないのがおっさんにとって魅力的なところ。
ドレスなシャツ
ぶっちゃけぱっと見ドレスに見えるきれいめなシャツは、いわゆる「ドレスシャツ」一択です。生地名から「ブロードシャツ」と言われます。
スーツや制服に合わせるカッターシャツで同じみなパリパリと張りのある感じのシャツですね。これを着るとかなり見た目がドレスに寄るアイテムです。
カジュアルシャツと違って洗濯後に洗いざらしではなく、アイロンもきちっとかけないと変な感じのするシャツです。
二つのスナップを見比べて、同じシャツでもだいぶ雰囲気が違うことが伝わるでしょうか?
とりあえず持ってれば困らないシャツ
シャツは非常に着こなしの幅が広く、年中使えるアイテムです。
おしゃれな人って異なる印象の服をうまーく混ぜてるんですよね。
カジュアルな中にドレスをちょろっととか、ワークスタイルにちょこっとスポーティーなアイテムをとか。
その中で初心者でも簡単なおしゃれなコーディネートの仕方で、アメカジにちょこっと小綺麗な要素を付け加えることで、シャツがその役割を簡単に果たしてくれるんです。
特に白シャツは一枚あって間違いがないアイテムですね。
例えば、、、
デニムに無地スウェットのというゴリゴリのアメカジです。
これはこれでかっこいいのですが、これにちょっと洒落っ気を足すなら、白シャツをプラスして、、、
まあスナップのモデルさんによって見た目の印象も変わるのは否めないですが、ちょっと洒落っ気がついたと思いませんか?
ジーンズ&スウェット(カジュアル)に白シャツ(ドレス)を一枚挟むと結構印象が変わるんです。
こういった一工夫をするのがファッションの面白いところで、コーディネートを楽しむってところに繋がるわけですね。
白シャツをとりあえず買うならオックスのボタンダウンシャツ
オックスのシャツとは、いわゆるオックスフォードクロスという生地を平織で織ったシャツです。見た目もさわやかで、若干の厚みに柔らかな着心地があるシャツですね。
オックスシャツはボタンダウンが定番ですので、探すのもとっても簡単です。
個人的におすすめなのは、無印良品のボタンダウンシャツ。安くてシルエットもきれいです。
白シャツなんてヘビロテ(死語)するんですぐ汚れて着れなくなったりするんで、安くていつでも手に入ることに越したことないですし。
白シャツは襟周りがすぐ黄色くなっちゃう弱点もあるので、2枚くらい持っててもよいかもしれません。
もっとブランド!ブランドを!というブランド志向な方におすすめするなら「Frank & Eileen / フランク&アイリーン」がおすすめです。
シャツといえばとも言えるブランドで、シルエットも縫製もぴか一です。でもちょっと高いです。
ボタンダウンシャツの定番でいえば、「Brooks Brothers / ブルックスブラザーズ」や「Polo Ralph Lauren / ポロ ラルフローレン」といったアメリカブランドが定番です。
胸のちょっとしたロゴが入ってもおしゃれです。
今ちょこっとおしゃれなのがノーカラー
オックスのボタンダウンなんざ持ってるぜ!っておっさんにはノーカラーを試してみてはいかがでしょうか?
文字通り襟がないシャツで、首元がすっきりとして意外と着合わせしやすいですよ。
襟がないですが、スタンドカラーと言って首元にわずかな襟元を残しているモデルがあり、これは重ね着でもOK。
こんな感じのブリティッシュな着こなしにもノーカラーは知的に着こなせちゃいます。
スナップはVネックのニットですが、クルーネック(丸首)との組み合わせでも全く問題ないです。
ただ、無茶苦茶首が太いおっさんは太い首を強調しちゃうので避けた方がよいかもしれません。首元がすっきりしている分視線が集まりやすいんですよね。
気をつけましょう。健康のために痩せましょう。
とりあえずビギナーには白シャツおすすめしてみる
ワードローブの作り方なのになんやかんや白シャツのおすすめ記事になってしまいました。
この記事で伝えたかったのは、
- カジュアルめなシャツとドレスなシャツがあって、それをコーディネートに合わせて使い分ける。
- 寒い今は挟む感じで重ね着に混ぜると、こなれた感じがするよ。
- シャツのワードローブの第一歩は白シャツでしょ。
の3つのことでした。
文中ブランドのことに触れましたが、先日の記事でも話しているアウターやニット、今回のシャツなど、ブランドにはそれぞれの分野に得意不得意があります。
こういった観点も洋服選びをする上では面白いところでもありますので、またの機会にお話ししますね。
さて長くなりましたがいかがでしたでしょうか。
もうじき2020年も終わり。
また次回お会いしましょう。
あ、古着屋もぜひ覗いてみてくださいね。
それではでは~