ワードローブの作り方~スウェット編~
みなさんこんばんは
LOOOOLです。
突然ですが僕の勤めている会社の社長なんですが、カツラなんです。
いえ、別にカツラに関しては特に偏見は持っていません。
ウィッグとか普通にファッションアイテムですし。
でもその社長のカツラ、なんか日によって調子の良い時と悪い時があるようで、その辺の浮き沈みが最近激しいんですよね。
いや、今の激しいは禿げとかそんなんじゃなくて、すごいという意味で、そんなつもりは毛頭ございません。え?いや、今の毛頭はそういう意味じゃなくて、、、
こんな感じの訂正がいちいち必要になってきてめんどくさいです。
さて、というわけで今回はワードローブの作り方~スウェット編~です。
その他のワードローブの作り方関連はこちらからどうぞ。
スウェット、それはリラックスと大人っぽさを両立させる
スウェットとは、「トレーナー」「パーカー」と一般的に言われるものを総じてスウェットと呼ばれます。綿を平織したニット生地で、これをスウェット生地と呼び、この生地を使ったアイテムをスウェットと総称します。
生地の特徴としては、ニット生地なので柔らかく伸縮性があり、それでいて頑丈という優れものです。
厳密にいうと
トレーナーとは
トレーナーは、このスウェット生地を使用したプルオーバー(頭から被って着るやつ)のシャツのことです。首の形はクルーネック(丸首)やVネック、キーネック(鍵っぽい形の首)と様々です。
僕が前にいたブランドでは、トレーナーをスウェットと呼ぶことが多かったですね。
詳しくは後述しますが、このトレーナーの呼び名の由来ですが、軍人やアスリートのトレーニングの際に着られる服だから「トレーナー」と呼ばれるそうです。
パーカーとは
パーカーは、フード付きのスウェットシャツのことを指します。ちなみに前開きのZIPタイプのものはZIPパーカーで、前開きではないものがプルオーバーパーカーです。これに関しては特に補足は必要のないですね。
余談ですが、パーカーは英文で「Parka」と書き、「パーカ」と読むこともあります。
外国のブランドではこっちの方が主流ですね。
裏地によって異なる種類
スウェットの裏地ですが、基本的に「裏毛」と「裏起毛」の二つに分かれます。
裏毛は、裏地がパイル地(タオルの生地)になっています。裏毛のスウェットは春秋はもちろん、地の厚さによっては冬も着られる万能なやつです。
たぶんスウェットと聞くとこっちの方がイメージされることが多いんじゃないかなと思います。
そして裏起毛は、文字通り裏地が起毛しているあったかいやつです。真冬はとっても重宝しますね。
ちなみにですが、海外ではこっちが主流だそうです。真冬に半袖半パンの外国人の観光客を見かけますが、暑がりなのか寒がりなのかわかんないですね。
海外ブランドのスウェットが日本企画として裏毛で作られることがよくありますが、確かに古着のUS製のスウェットなんかは大体裏起毛ですね。
これはどちらが良いというわけでもなく、重ね着好きな人は裏毛で、一枚でスタイリッシュにという人は裏起毛だと、真冬も安心ですねって感じです。
スウェット選びのポイント
さて、ここまでスウェットについての雑学を語ってきましたが、ようやく本題の選び方のポイントです。
もう何十年と形が変わっていない完成された洋服ですが、サイズ感やデザインなどのトレンドは常に変わるので注意しましょう。
おっさんは「ちょい」ビッグシルエットで
先ほどの「トレーナー」の部分で少し触れましたが、トレーニングの際に着る洋服にスウェットが選ばれていました。ここではパーカーも含みます。
そのため、動きやすさを重視した形になっています。
というのも、スウェットは基本的に着丈・袖丈が短く、アームホール(肩口から腕周り)が太い特徴があります。この形は肩口や腰周り、手首周りの可動域を制限しないための工夫です。
そのため、選ぶサイズ感としては少し大きめを選ぶことが一つのポイントとなります。
具体的には着丈はベルトが隠れるところのちょい下、袖丈は手の甲くらいのものを選びましょう。そうすると少し太めなシルエットになりますが、今のトレンドだと全然問題ないです。上のスナップを参考にしてください。
とはいえ昨今のトレンドも加味されて、市場に出るスウェットはその辺のパターンも今風に変えられたりしているので、そんなに神経質にならなくてもよいですが、サイズ選びのポイントとして覚えておいて損はないです。
ただ超ジャストサイズにすると、袖元ピター、身幅ドカーンって感じでボンバーマンみたいなシルエットになって変なのでやっぱり気にしてください。
その他の分類の洋服でも同じことが言えるのですが、「俺のサイズはMだ!だから全部M!」というプライドを持っているおっさんは危険です。
今のスウェットの例だけでなく、ブランドや服の種類によってサイズ感なんて全然違うので、決まったサイズを持つことに意味がないからです。
なのでそんなプライドは早めに優しくティッシュに包んで捨ててくださいね。
若者のトレンドを鵜呑みにしない
上のスナップを見てください。それはもう穴が開くほど見つめてください。
このスナップは今のトレンドを満天に詰め込んだビッグシルエットの嵐です。
ビックシルエットのシャツとスウェットのレイヤードに、ワイドパンツ、オーバーコートを組み合わせたコーディネート。そしてベージュをアクセントにトーンをうまく使っているおしゃれな着こなしです。
でもね、これおっさんがやると悲惨なことになります。
このコーディネートはスナップの彼のような若くてイケメンだからこそできるスナップでもあるのです。超主観ですが。
体型に少し不安が出てくるおっさんがこの通りにコーディネートを作ると、悪い部分が逆に強調されちゃいます。
例えば、少し言葉が悪いのですが、足の短さが強調されます。
色使いやボトムのシルエットでメリハリをつけて、うまくなじませられれば良いのですが、ビギナーにはなかなか難しいと思います。
程よい緩さの「程よさ」をはき違えると大変です。
ビッグシルエット※ただし若者に限る。をしっかり意識しておきましょう。
おっさんは一周回ってカレッジプリントもおしゃれだよ。
スウェットといえば無地やNIKE / ナイキのようなブランドロゴが人気ですが、一周回ってカレッジプリントもおしゃれです。
カレッジプリントはその名の通り、大学名をプリントしているスウェットです。
これも諸説ありますが、軍人がスウェットを着る→市場に流通→当時の大学生がハマる→俺らの大学名入れようぜ→デザインとして定着という感じで今や定番のデザインです。
若い子の中ではおそらく「ダサかっこいい」の分類に入るのかもしれませんが、おっさんがこれをうまーくドレスの要素と組み合わせると非常におしゃれです。
スナップは4年前くらいに投稿されたもののようですが、今でも十分おしゃれだと思います。ぜひ真似してみてください。
スウェットのワードローブ
スウェットのワードローブを構成するなら下記のようにバリエーションを作ると便利です。
- 無地クルー→無彩色(ホワイト・ブラック・グレー)と有彩色 1着
- 無地パーカー→無彩色 1着
- カレッジプリントのクルーorパーカー→無彩色 1着
この辺を最低限持っておくと着回しがききます。
無彩色が多いのはどんな色とも組み合わせ出来、コーディネートで困らない色なので、アウターとの相性を考えるとこんなバランスになります。
スウェットならではの色「オートミール」
スウェットの独特な色として「オートミール」という色があります。
これはホワイトと薄いグレーとベージュを混ぜ合わせたような色で、落ち着いたグレーっぽい生成りの色です。これが色合わせしやすい上に程よく主張もある色で、非常に使いやすく、こなれた雰囲気を演出してくれます。
ぜひ一色はオートミールを加えてみてください。
スウェットは本家本元のブランドもあり
さてさて、スウェット選びのポイントの最後を飾るのは、やっぱりブランドです。
ずばりスウェットの得意なブランドを選ぶのが良いです。
例えばChampion / チャンピオンとかREMI RELIFE / レミレリーフといったスウェットに定評のあるブランドやNIKE / ナイキ、adidas / アディダスといったスポーツブランドのスウェットは良いですね。
逆にGUやH&Mといったファストファッション系のスウェットはあまりおすすめしません。ファストファッション系のアイテムは旬なデザインが手ごろな価格で買えるのがうれしいところですが、スウェットに関してはある程度の重厚感が感じられた方が良いです。
ペラペラな感じが見た目でわかるようなものは避けましょう。
同じ安いブランドでも、無印良品やユニクロのスウェットは全然問題ないと思います。
スウェットライフを楽しんで
スウェットってホント便利なアイテムです。オフィスカジュアルが一般的になってきている昨今、セーター代わりにトレーナーを合わせる人も出るくらい、必須なものになっていますね。
無地でもカラーバリエーションが豊富で、ロゴなどのデザイン性もある。
さらに言えばヴィンテージの世界に入るとついついドツボにハマる。そんなアイテムです。
気軽に着られて、リラックスした抜け感を演出でき、かつ大人っぽい雰囲気にも合うアイテムはスウェットならではの魅力だと思います。
ぜひこの記事を参考に、スウェットライフを楽しんでみてください。
あ、ちなみにうちのショップでもスウェットあります。
売れちゃって数点しかないけど。忙しくて仕入れに行けないんですよね。
ぜひぜひ覗いてみてください。
年内にもう一本くらい更新できたらなーって思っています。
それではーノシ