今の季節に知っておきたいレインウェアのあれの前編
みなさんご無沙汰です。
どーもぼくです。
LOOOOLです。
気が付いたら月日が流れ、季節は夏になってしまいました。
仕事が忙しく、このご時世ですが色々地方を飛び回っておりました。
全く読まれないブログだと思っていたこのブログも、更新の無い中意外と読まれていることに実は喜んでいます。
多くのおっさんに感謝です。
では久しぶりの更新ですが、今回は今の季節に欠かせない、レインウェアのあの機能。
防水と撥水について、簡単に触れてみたいと思います。
そもそもレインウェアって?
レインウェアは読んで字のごとく、雨の日に着るアウターやパンツのことを指し、雨水を防ぐ機能性を持った洋服のことです。
多くのアパレルから展開されていますが、ナイロンで作られたアウターを指す場合が多いです。
しかしながらレインウェアと謳うなら、やはり防水や撥水といった機能は持っていてほしいものです。
レインウェアに欠かせない機能
防水性
防水はまさしく、水の侵入を防ぐ機能を指します。基本的には表地のナイロンの裏地に防水シートを貼り合わせた2層構造のものが多く、着心地などを考慮して布地も併せて3レイヤーにしているものもあります。
ちなみに水が浸透しにくいGORE社のGORE-TEX(ゴアテックス)は独自の素材を使ったものになります。
その他、布の継ぎ目(シーム)に付ける防水テープやジップの防水性を持たせる止水ジップなどのディティールにも工夫が施されています。
防水性を図る「耐水圧」
防水という機能は、一般的に耐水圧でその機能性の高さを測ります。
耐水圧は、レインウェアの生地に対して一方向から水圧を与え、どれくらいの水圧まで浸透しないかが測られています。
高い耐水圧としては、10,000mm以上あれば、大雨にも耐えうる防水性と言えます。
300mm→小雨
2,000mm→中雨
10,000mm→大雨
20,000mm→嵐
こんな感じです。
そのレインウェアが防水性として優れているかどうかの一つの指標として見てもらえればよいかと思います。
蒸れなく快適「透湿度」
透湿度は湿気を透過する度合いです。
防水なのに湿気は抜けるの?と疑問に思うおっさんもいるかもしれませんが、防水はレイヤーなどで水滴大の大きさの水を侵入させないようにしています。洋服内の湿気は水蒸気で、水玉よりも小さいため、その水蒸気だけを抜けさせるような仕組みになっているようです。
矛盾しているようでちゃんと考えられているわけですね。
そしてこの透湿度を表す一つの指標としては、5,000g以上の透湿度のものが望ましいですね。できれば8,000g以上だと快適です。
水を弾く「撥水性」
よく防水と混同されがちなのがこの撥水性。
撥水性は、あくまで表面の水を弾く機能であり、防水とは意味合いが違うわけですね。
この撥水性は、生地の表面に膜を張るイメージで、雨水を水滴にして弾く感じです。厳密に言うとすごく細かい毛を大量に生やして、それが水を丸めて水滴にして落とす感じです。
撥水性は洗濯や経年劣化で徐々になくなっていきます。
これは表面の毛が取れてしまったか、横倒しに倒れてしまったためです。
倒れてしまっているだけならば、ドライヤーなどで温風を当てると再び復活します。
ただし生地によっては温風がダメな場合があるんで、目立たないところで試してみて下さいね。
撥水=防水と思われがちですが、根本的に役割が違うので、注意しましょう。
機能を正しく理解して、最適な雨の日を
よく混同されがちな撥水と防水など、その機能性を正しく知らなければ雨の日結局ぐっちょりといった事態になりかねません。
一般的なアパレルは、撥水機能を付けただけで防水と謳うものもありますが、その点は消費者のおっさん側も理解が必要なわけですね。
それでは今日はこの辺で
ではでは~